
2025年02月06日
toio Do v1.6公開!拡張機能『ML2Scratch』対応&便利機能で使い勝手がさらに向上!
みなさま、お待たせしました!本日、toio Doのバージョンv1.6が公開されました!このバージョンでどんな魅力的な機能が追加されたのか、こちらで詳しくご紹介します。
toio Do v1.6のアップデート内容:
- 機械学習の拡張機能「ML2Scratch」に対応
- キューブの電池残量を表示
- スクリーンセーバー機能によって、プログラムが途中で止まることを防止
- ディープリンク機能のURLが一部変更
- 動作安定性の向上
- 動作環境の更新
アップデート内容について詳しくは以下をご覧ください。
機械学習拡張機能「ML2Scratch」に対応
今回のアップデートにより、「ML2Scratch」拡張機能をtoio Do上で利用できるようになりました。これにより機械学習機能を手軽に扱えるようになるため、AI技術とtoioを連携させたプログラミングが、さらに身近なものとなります。
拡張機能の追加方法や「ML2Scratch」の詳細についてはこちらをご参照ください。
ML2Scratchのブロック
キューブの電池残量を表示
キューブの電池残量が少なくなった場合、画面上で残量が表示されるようになりました。これにより、プログラム実行の途中でキューブが電池切れを起こすリスクが減り、よりスムーズなプログラミングが可能になります。
電池残量アイコンはプログラミング画面右上の「キューブ接続ボタン」の上に表示されます。
電池残量アイコンの表示場所
電池残量 | 表示内容 |
---|---|
充分 | ![]() (従来通り、キューブアイコンのみ表示) |
少ない | ![]() (オレンジ色のバッテリーアイコンがゆっくり点滅) |
ほとんどない | ![]() (赤色のバッテリーアイコンが素速く点滅) |
※各キューブのアイコン上には3桁の識別IDが表示されます。
スクリーンセーバー機能によって、プログラムが途中で止まることを防止
パソコンやタブレットが自動的にスクリーンセーバーに入ってしまうことで、実行中のプログラムが止まってしまう問題を解消しました。お客様が手動でスクリーンセーバーの設定を変える必要はなく、プログラム実行中は自動的にスクリーンセーバーが起動しないようになっています。
ディープリンク機能のURLが一部変更
toio Doでは、特定のURLにアクセスするだけで対象のプロジェクトが自動的に起動する「ディープリンク機能」を提供しています。現在、この機能で使用するドメインURLは「page.link」となっていますが、2025年7月末を以て利用終了となるため、今後は新ドメインURL「do.toio.io」をご利用ください。ディープリンクの作成方法は以下の通りです。
【ディープリンク機能用URLの作成手順】
1.サーバーに公開されているSB3ファイルのURL(※)を用意します。
URL例:
https://toio.io/do/play/sb3/td1p0035.sb3
https://example.com/test.sb3
※該当のURLは認証無しでアクセスできる必要があります。
2. 以下のように各文字列を結合したURLを作ります。後ろ部分については全画面表示する場合のみ必要です。(通常の形で表示する場合は不要です)
前部分 | sb3ファイルのURLをエンコードした文字列 ※ | 後ろ部分(全画面表示のみ必要) |
---|---|---|
https://do.toio.io/r?link=https://toio.github.io/toio-visual-programming/beta/?project%3D | (例) https%3A%2F%2Ftoio.io%2Fdo%2Fplay%2Fsb3%2Ftd1p0035.sb3 |
%26fullscreen%3Dtrue |
※URLのエンコードについては、一般公開されている各変換ツールや各種プログラミング言語をご利用ください。
結合したURLの例 |
---|
パソコンで上記URLにアクセスするとブラウザー版が起動し、iPadでアクセスするとアプリ版が起動します。各種の起動操作が不要なため、プログラムをより簡単に楽しむことができます。作成したプログラムを配布する際にぜひご活用ください。
Chromebookで上記URLにアクセスした場合はブラウザー版が起動します。アプリ版を自動的に起動させるにはOS上の設定を変更する必要があります。設定方法の詳細についてはOSのマニュアルをご参照ください。
動作安定性の向上(マットの位置を読み取れなくなった場合の挙動変更)
これまでは、キューブが一時的にマットの位置情報を読み取れなくなった場合に挙動が不安定になることがありましたが、この問題を解消するため、一部動作が以下のように変更されました。
【変更前】
位置情報を読み取れないとブロックがスキップされ、次のブロックに進むようになっていました。その結果、キューブに少し重いものを載せていたり、マットに傷があったりする場合にプログラムが予期せぬ形で終了することがありました。
【変更後】
位置情報を読み取れなくなっても、再び正しく読み取れるようになるまで処理を待機するようになりました。これにより、ブロックがスキップされることなく、最後まで正常にプログラムを実行可能となりました。
上記の変更により、動作環境が不安定な状況でも、プログラムが予期せぬタイミングで終わることを防ぎ、安定した状態でtoio Doをお使いいただけるようになりました。
動作環境の更新
今回のバージョンより、サポート対象のOSバージョンが一部変更となりました。各OSの最新バージョンに対応する一方で、ソフトウェアの安定性および機能拡張のため、以下のバージョンのサポートを終了しています。
- macOS 13
- iPadOS 14
- Android 9 のChromeOS
該当OSをご利用の方は「iPadOS 15以降」および「Android 11以降のChromeOS」にアップデートすることで利用できるようになります。toio Doの動作環境について詳しくはこちらをご確認ください。
最後に
今後もtoio Doが更なる進歩を遂げ、みなさまの手によって多くのクリエイティブなプロジェクトが生まれることを楽しみにしています。引き続き、toioおよびtoio Doをよろしくお願いします!