2020年09月30日(水)
モバイルアプリやゲーム、インタラクティブなロボット作品を開発できる 『toio SDK for Unity』を無償で配信開始
2020年9月30日(水)本日より、ゲーム開発やロボットやインタラクション研究の現場でキューブ型ロボット「toio」を活用いただけるUnity対応ソフトウェア開発環境『toio SDK for Unity』(開発協力:SIE)が、開発元であるモリカトロン株式会社の公式サイト上にて無償で配信開始されたことをお知らせいたします。
「toio」のプログラミング・開発環境のラインナップが拡充
「toio」では、プログラミング初学者向けから本格的なロボット工学の研究開発・アート作品まで、「はじめる」「つくる」「きわめる」の3ステップでさまざまなシチュエーションにご活用いただけるロボットプログラミングの開発環境を提供してまいりました。この度、この「きわめる」の開発者・クリエイター向け開発環境を拡充し、スマートフォンやタブレットなどで多く利用される開発環境「Unity」でtoioのロボット「toio コア キューブ」(以降キューブ)を使ったアプリケーションの開発が『toio SDK for Unity』により可能になります。
『toio SDK for Unity』について
『toio SDK for Unity』はゲームエンジンとして多くの開発者に支持される「Unity」で「toio コアキューブ」を制御するための開発環境です。これにより、スマートフォンやタブレット(iOS端末)から手軽にtoioコアキューブを動かすことができ、Unity上の豊富なライブラリやアセットとの利用によりARと組み合わせた「触れるARゲーム」やAIを活用したロボット研究、インタラクティブなアート等を開発・制作することが可能です。またキューブの動きをバーチャルな3D空間で再現したシミュレーター機能によりキューブの実機を使わずに画面上で動作が確認できるため、手軽・迅速かつ効率的に開発が可能なほか、大規模なロボット作品・行動シミュレーションへの発展も容易となります。「toio」は新たに拡充した開発環境『toio SDK for Unity』を通じ、スマートフォンやタブレットと組み合わせた実世界でのゲームやインタラクション作品の開発、ロボットの研究開発やアート作品への応用やコミュニティの発展を応援して参ります。
【『toio SDK for Unity』を利用する際に必要なもの】
- toio コア キューブ
- toio 専用マット(トイオ・コレクション付属のプレイマット/toio コア キューブ(単体)付属の簡易プレイマット/toio 開発用プレイマット)
- Mac (macOS ver.10.14以上) ※Windows PCではSDKのシミュレーター機能のみ利用可能です
- iOS端末(iOS ver.12以上)
- Unity(2019.4 LTS)
- toio公式サイト内『toio SDK for Unity』紹介サイト
https://toio.io/blog/detail/20200930-1.html - SDK配信元:モリカトロン株式会社 ダウンロードサイト
https://morikatron.com/t4u/
『toio SDK for Unity』は「toio」専用アプリ「ウロチョロス」を開発したモリカトロン株式会社によって開発・提供されています。
ユーザーの創作活動を支援する「ロボットやろうぜ!- toio & Unity 作品動画コンテスト -」開催決定
オンラインイベント「Unity道場ロボティクススペシャル 龍の巻」にて『toio SDK for Unity』や「ロボやろ」の紹介を含むオンライントークセッションを実施
本コンテストの開催を記念して、2020年10月10日(土)に行われる ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン主催のオンラインイベント「Unity道場ロボティクススペシャル 龍の巻」にて、『toio SDL for Unity』の紹介と「ロボやろ」のキックオフを行うオンライントークセッションを実施します。
日 時 | 2020年10月10日(土) 16時10分~16時35分 ※オンラインイベント「Unity道場 ロボティクススペシャル 龍の巻」全体は、2020年10月10日(土)15:00配信開始 17:20 閉会 の予定です。 |
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講演者 | 田中 章愛(ソニー・インタラクティブエンタテインメント) 本間 翔太(モリカトロン株式会社) 銭 起揚(モリカトロン株式会社) |
講演内容 (予定) |
toioのロボットプログラミング・開発環境の紹介 『toio SDK for Unity』の開発者による紹介 「ロボットやろうぜ!- toio & Unity 作品動画コンテスト -」の紹介とキックオフ toioとUnityを組み合わせたユーザー作品の紹介 |
参加費用 | 無料(事前登録制) |
定員数 | 制限無し |
申し込み方法 | 下記イベント申し込みページから、事前に参加のお申し込みが必要です。 イベント申し込みページ https://meetup.unity3d.jp/jp/events/1257 |
その他 | 「Unity道場 ロボティクススペシャル」のリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000016287.html 主催者側公式ページ: https://unity.com/ja |
※イベント内容は予告なく変更することがあります。
モリカトロン株式会社について
モリカトロン株式会社は、最新のゲームAIの研究開発を行う日本初のゲーム専用AIの会社です。
自社およびクライアント向けのゲームAIの開発やコンサルティングを中心に、Webメディア「モリカトロンAIラボ」や「開発者ブログ」で積極的にAI技術の情報の発信も行っています。
https://morikatron.com/
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンについて
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、リアルタイム3Dコンテンツを作成・運用するための世界有数のプラットフォーム「Unity」の日本国内での販売やサポート、コミュニティ活動、研究開発(R&D)および教育支援などを行っています。ゲーム開発者からアーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターがUnityを使い想像力を発揮しています。Unityのプラットフォームは、携帯電話、タブレット、PC、コンソールゲーム機、VR・ARデバイス向けのインタラクティブなリアルタイム2Dおよび3Dコンテンツを作成、実行、収益化するための包括的なソフトウェアソリューションを提供しています。1,800人以上在籍するUnityのR&Dチームは、外部パートナーと協力して最新リリースやプラットフォームのために最適化されたサポートを保証することで、Unityをコンテンツ制作の最先端であるようにし続けています。Unityのクリエイターが開発したアプリは、2019年に15億以上のユニークデバイスで月30億回以上ダウンロードされました。
株式会社スイッチサインエンスについて
スイッチサイエンスは、テクノロジーをより多くの人々が道具として当たり前に使える世界を目指して活動しています。具体的には、電子工作用の電子部品を自社で設計、製造、または国内外から調達し、販売する業務を行っています。
近年は多くの電子部品が小型化され、専門家以外には使いづらくなっています。こういった電子部品を数センチメートル角のプリント基板に搭載したモジュールの形で提供することで、多くの人がテクノロジーを楽しめる環境を作りたいと考えています。
https://www.switch-science.com/
★参考:「toio」のプログラミングとは
「toio」では、プログラミング初学者向けから本格的なロボット工学の研究開発・アート作品まで、「はじめる」「つくる」「きわめる」の3ステップでさまざまなシチュエーションにご活用いただけるロボットプログラミングの開発環境を提供してまいりました。
<はじめる (アンプラグドプログラミング)>
パソコン不要、カードを使ってゲーム感覚でプログラミングの第一歩が踏み出せ、絵本を読むようにプログラミング的思考が身につく「アンプラグドプログラミング」である、「toio」専用タイトル「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」を提供しています。2020年度から始まった小学校でのプログラミング教育必修化に伴う教材としての活用も進んでいます。https://edu.toio.io/
<つくる (ビジュアルプログラミング)>
ブロックを組み合わせて視覚的にプログラミングができ、世界中の教育現場で採用されている“ビジュアルプログラミング”に対応しています。キューブをパソコンから動かし、座標を使ったロボット制御や、お絵かきプログラムなど、様々なプログラミングや創作がたのしめます。
<きわめる (開発者・クリエイター向け)>
絶対位置を制御できる小型のキューブ型ロボットを、より本格的な作品づくりや研究開発に活用したい開発者、クリエイターに向けて、「toio コア キューブ」の技術仕様を公開しています。JavaScriptなどのテキスト言語を使って、より本格的なプログラミングをお楽しみいただけます。
今回、「きわめる」にこの『toio SDK for Unity』が加わることにより、キューブを使ったより本格的なモバイルアプリやゲーム、インタラクティブなロボット作品等を手軽に開発できるようになりました。