2021年07月29日
『toio SDK for Unity v1.3』リリース!Macから直接キューブに接続可能に。オンライン対戦サンプルプログラムも同時公開!
Ver.1.3 アップデート概要
toio専用アプリを手軽に開発できる「toio SDK for Unity」の最新バージョンVer.1.3が本日、モリカトロン株式会社からリリースされました!今回のアップデートに含まれる2大ニュースはこちら↓
- Mac上のUnity Editorから直接キューブに接続可能に!
- オンライン対戦サンプルプログラムが公開!
ここでは2大ニュースについてその内容を詳しくご紹介します。
Mac上のUnity Editorから直接キューブに接続可能に!
今回から新たに「macOS BLEプラグイン」が追加され、Mac上のUnity Editorから直接キューブに接続できるようになりました。これによりキューブ接続時に毎回アプリをビルドする必要が無くなり、これまで以上に迅速な開発が可能となっています。Macで「toio SDK for Unity」をご利用の際はぜひ「macOS BLEプラグイン」をお試しください。
「macOS BLE プラグイン」は小森顕博さん(https://github.com/comoc)から「toio SDK for Unity」のオープンソースリポジトリに提供されたプログラムです。
(小森顕博さん、素晴らしいプラグインの開発・提供をありがとうございました。)
オンライン対戦サンプルプログラム「Cube Marker(キューブ・マーカー)」が公開
「toio SDK for Unity」の豊富なサンプルプログラムに新たにオンライン対戦サンプルプログラム「Cube Marker(キューブ・マーカー)」が追加されました。このサンプルプログラムはオンラインゲーム管理サービス「PUN(Photon Unity Networking)」を利用しており、最大4人のプレーヤーがネットワーク上で同時に接続して遊ぶことが可能です。「Cube Marker」には以下の3つのゲームモードが含まれています。
3つのゲームモード
- Battle:キューブを走らせて色を塗り、指定した時間内で塗った面積を競い合うバトルゲーム
- Image Quiz:キューブを走らせることで、浮かび上がる画像の内容をあてるクイズゲーム(浮かび上がる画像をカスタマイズしてオリジナル問題も作成可能)
- Multi-Image Quiz:チーム毎に異なる画像を浮かび上がらせ、その内容をあてるクイズゲーム(浮かび上がる画像をカスタマイズしてオリジナル問題も作成可能)
リアルなキューブにつなげると...
ゲーム画面を表示したディスプレイを水平に置き、その上にtoioの専用マットを敷くことで、あたかもキューブで「色塗り」しているかのような体験もできます。
(※ディスプレイを水平に置くときは、表面が指紋やキューブで汚れないように透明なシート等を上から被せてプレイしてください。)
「Cube Marker」はあらゆる端末(iPhone / Android / PCのブラウザ)からネットワークを介して世界中のユーザーと同時に楽しむことができます。
「Cube Maker」のソースコードは以下のサイトから無料でダウンロード可能です。「toio SDK for Unity」を使ったオンラインゲーム開発の際にぜひ参考にしてください。
ネットワーク機能を使った作品紹介
「toio SDK for Unity」とネットワークを組み合わせて開発されたゲームは「Cube Marker」が初めてではありません。既に、これまでに素晴らしい作品が開発されてきました。ここではリモートですごろくを体験できる「toioでリモートすごろく」を紹介します。このゲームでは離れた人同士があたかも同じ場所にいるかのようにすごろくを楽しめます。片方のキューブを手で動かすと、同時に離れた場所にあるキューブが同じ場所に移動します。これなら離れた友達や家族同士で気軽にすごろくを楽しめますね!
「toioでリモートすごろく」Created by 東京大学 筧研究室 藤波 秀麿, 高 友康
引き続き、「toio SDK for Unity」ではキューブを使ったゲームやアプリ開発づくりのための開発環境を提供していきます。これからも「toio SDK for Unity」をよろしくお願いします。
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