2021年12月07日
toio Doの新バージョンv1.3が公開されました
サービス開始以来多くの方にご利用いただいているビジュアルプログラミングサービス「toio Do」のバージョン1.3が公開されました!
皆様の様々なフィードバックやご要望を受け、新たに以下のアップデートを行います。
ユーザーのみなさまの作品の紹介や、機能アップ、そして教育現場で「toio Do」を活用した授業をサポートする機能も搭載いたしました。
12/7(火)よりアプリ版(iPad、Chromebook)やブラウザー版(Windows、Mac、アプリ版非対応の一部のChromebook)に向けて順次アップデート・公開いたします。アプリ版ではストアより最新版にアップデートしてご利用ください。
(ブラウザー版は再読み込みで自動的に最新版となります)
toio Do v1.3のアップデート内容:
- 「toio Do」で作成されたプログラムを募集し掲載する「みんなの作品」コーナーが開設
- 「チュートリアル」や「追加ブロック」など新機能追加
- 教育現場での活用に「授業サポート機能」追加
詳しくは以下をご覧ください。
「みんなの作品」コーナー開設
「toio Do」で作成されたプログラムを募集し掲載する「みんなの作品」コーナーが開設されました。2021/12/7以降、順次公開されます。
当初は過去に開催した「Doコン」や「トイオの大喜利」応募作品を中心に公開し、追って募集ページで申請フォームを開設予定。大喜利などに参加したり、ご家庭や授業・ワークショップで楽しい作品ができたら、ぜひ「みんなの作品」へ応募・申請しましょう!
(申請フォーム解説までは、トイオ・クラブの「#作品できたよ」や「トイオの大喜利」にご参加ください)
「チュートリアル」や「追加ブロック」など新機能追加
チュートリアルの追加
toio Doがはじめてでも大丈夫!「つくる」コーナーにtoio Doのはじめの一歩がわかる動画や紙芝居形式のチュートリアルが新たに追加されました。
「つくる」コーナーにもチュートリアルのステップが追加されました。
ゲーム作りに使えるイラストや部品(コスチューム)が追加!
toio DoやScratch作品でゲームを作る際に便利なコスチューム(イラストや部品)が追加されました。「ゼロからつくる」などを押して出てくる「ボタン」と書かれたスプライトのコスチュームにあらかじめ入っていますのでぜひご利用ください。
(既存のサンプルプログラムの中や、コスチューム検索で出てくる一覧には入っていませんのでご注意ください)
「姿勢角」「電池残量」などセンサーや状態を表す新ブロックが追加!
toioのさらなる使いこなしができる、センサーや状態を表す新しいブロックも追加(システムソフトウェアv02.0005以降対応・スマートフォンアプリで最新にしてください)。
キューブの「6軸モーションセンサー」を使った「姿勢角」「姿勢検出」「衝突検知(軽くつつくなどの衝撃を検知)」も。さらに、キューブの接続をトリガーに自動でプログラムを動かしたり、電池残量(1=十分、0.5=少ない、0=ほとんどない)も検知できるようになりました(追って本ブログにて使いかた解説予定)。デモやワークショップなどでも便利に使えます。ぜひさらなる作品作りにご活用ください!
教育現場での活用に「授業サポート機能」追加
アンプラグドでプログラミングが楽しめる「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのヒミツ~」とともに、Scratch3.0と同じ方式のブロックでプログラミングができるtoio Doは様々な小・中学校やプログラミング教室で授業に活用いただいています。今回、教育現場からいただいた声を反映し、下記の機能を「授業サポート機能」として公開いたしました。
追加アプリ(Scratch Link)のインストール不要!Web Bluetooth機能
toio Doを使ってキューブを動かしたいのに、学校のパソコンではアプリが入れられない!プロキシを使わないとインターネット接続ができない!といったお悩みを解決できるのが、このWeb Bluetooth機能。
従来必要だったScratch Linkというキューブと通信するための追加アプリの代わりに、ChromeやEdgeブラウザーに内蔵された通信機能を用いるため、追加アプリのインストールが不要になります。
Web Bluetooth機能はtoio Doブラウザー版でご利用いただけます(iPadアプリ版・Chromebookアプリ版は通信機能を内蔵しているため不要)。
詳しい使いかたはこちらをご覧ください。
※Scratch Linkが対応していないAndroid11のChromebookやmacOS MontereyのMacをお使いの場合もWeb Bluetooth機能をご利用ください。
授業でたくさんのキューブを見分けたい:3ケタ識別番号表示機能
授業でたくさんのキューブをご利用の場合、つながったキューブを確認するのは少し大変でした。
toio Do v1.3では「3ケタ識別番号」が表示できるようになったため、キューブにあらかじめ番号のラベル等を貼り付ければ容易に見分けることができます。(システムソフトウェアv02.0005以降対応・スマートフォンアプリで最新にしてください)
※3ケタの識別番号は英数字により可能な限り多くのキューブを識別可能ですが、唯一性を担保するものではありません。また、各3ケタの数値は工場出荷時に書き込まれた情報を元に生成した不変の値です。詳細仕様はこちら(Complete Local Name)をご確認ください。
サンプルプログラムを直接読み込める!URL指定読み込み機能
サンプルプログラムを配布する際に、従来はローカル環境に保存してからの読み込みが必要でした。今回追加されたURL指定読み込み(URLからインポート)機能では、学校や企業のサーバー上に保存されたSB3ファイルを直接読み込むことが可能になります。
授業やワークショップでぜひご活用ください。
※ブラウザー版ではURLに「?project=URL」パラメータを追加することでご利用いただけます。
例:https://toio.github.io/toio-visual-programming/beta/?project=https://任意のサーバーのURL/ファイル名.sb3
※クロスオリジンリソース共有上の制約によりGoogleDrive、Dropbox、iCloud、OneDrive等からのURL指定には対応していません。これらをご利用の場合は一度ローカルに保存してから「ファイルからインポート」または「ファイル-コンピューターから読み込む」でご利用ください。
これからもtoio Doをよろしくお願いいたします。