「開発者向けマット(仮称)」とは
外観
toioでは技術仕様が公開されており、これまでも「トイオ・コレクション」のマットを使ってビジュアルプログラミングやJavaScriptなどを使って自由にプログラミングを楽しんでいただいています。また、今回新たに発売となった「toio コア キューブ」(単体)のパッケージには「簡易プレイマット」「簡易カード」が同梱され、こちらもビジュアルプログラミングやJavaScriptなどのプログラミング等に使用することができます。
このような形でtoioではシンプルな構成でプログラミングを楽しむことができますが、これまでに様々な形でtoioのプログラミングを楽しんでいただいている中でも、特に先進的なロボットやインタラクションの研究開発やアート制作に関わる開発者・クリエイターの皆様からは、より大型で自由度の高い座標空間を使用したいという声を多数いただいていました。現在このようなリクエストにお応えすべく、toio専用の「開発者向けマット(仮称)」を現在開発中であり、提供に向けて準備をしています。今回のキャンペーンでは、このサンプル版を数量限定で配布いたします。ぜひこの機会に奮ってキャンペーンにお申し込みください!
「開発者向けマット(仮称)」サンプル版の仕様
ここでは、「開発者向けマット(仮称)」サンプル版の仕様について解説します。今回のキャンペーンを通じてご利用いただき、ぜひ様々な作品や研究に使用していただければと思います。また、キャンペーンを通じてご紹介いただくnoteやブログ記事等の中で、使ってみたご感想やフィードバックもお寄せいただければと思います。
概要
toioの絶対位置を使用したプログラミングに最適な12枚セットA3サイズのtoio専用開発者向けマット。
-12枚を並べて使用することで最大約1.2m x 1.2mの大型マットとしても使用可能
-12枚連番で絶対座標(toio専用の特殊パターン「toio ID」)が印刷されたA3サイズ上質紙
-表面は簡易プレイマット(6枚)、簡易カード(6枚)としても使用可能
-大きな座標空間を活用したインスタレーション作品やAI・自動運転・群ロボット制御など研究開発にもご利用いただけます
仕様
・1セット12枚入り、A3サイズ 上質紙
・toio専用の特殊パターン(toio ID)があらかじめ印刷されており絶対位置を座標として取得可能
・表面:
・1~6枚目 ・・・「toio™コア キューブ」(単体)付属の簡易プレイマットと同じtoio IDを印刷済み
・7~12枚目・・・「toio™コア キューブ」(単体)付属の簡易カードと同じtoio IDを印刷済み
・裏面:
・1~12枚目まで連番のtoio ID(絶対位置)を印刷済み、連続した座標空間として使用可能
参考仕様図
・表側のデザイン、仕様:
表側は「toio™コア キューブ」(単体)に付属の簡易プレイマット、簡易カードと共通の仕様になっています。toioの技術仕様も参考にしてみてください。
・裏側のデザイン・仕様:
裏側はロゴ以外はほぼ白紙のシンプルなデザインになっています。
ご注意
・「開発者向けマット(仮)」サンプル版は非売品であり、開発中のものですのでご理解の上ご活用をお願いいたします
・ご利用の際はtoioを動作させるプログラムをパソコン等で作成していただく必要があります
・仕様は現時点のものであり、予告なく変更する場合があります
・本サンプル品の保証やカスタマーサポート、各種問い合わせへの対応はありませんので予めご了承ください
・非売品につき他者・第三者への譲渡・貸し出しはご遠慮ください
活用方法のヒント
今回ご提供する「開発者向けマット(仮称)」サンプル版は一般的な名刺ほどの厚みの「上質紙」となっています。表面加工等はされていません。あくまで紙なので、様々な利用の仕方が可能です。保証やアフターサービス等がない非売品のため自己責任の範囲とはなりますが、通常の厚紙と同様、形も自由にしていただくことができます。切ってしまうと後には戻れませんが、、それも実験のうちかも知れません・・・。
連番部分の座標の並べ方に関しては、正方形にこだわる必要はなく、プログラム次第でより自由な利用が可能です。
また、素材があくまで紙なので、絵や文字を書いたり、A3サイズ対応のプリンターで印刷することもできるかもしれません(ヒント:ペンも含め黒インクを使用しないでください/プリンターの黒インク節約モードを活用してみてください/染料インクよりも顔料インクの方がオススメです・・・)。今回配布されるのはサンプル版であり保証外ではありますが、ぜひ開発者の皆様には色々な使い方にチャレンジしていただければ嬉しく思います。
なお、通常の紙と同様、汚れや折り曲げ等にはくれぐれもご注意ください。ラミネートなどの表面加工に関しても、薄いものであれば使える場合もある可能性があります・・・が、これもぜひ開発者の皆様と様々な実験を行えればと考えています。1セットの中に入っている枚数は12枚となっていますので、その範囲内で自由にご活用ください。現在商品化は決定していませんのでスペアの購入はできませんが、多数のリクエストをいただけるようでしたら、ぜひとも前向きに検討させていただきます。オンラインでの活発な情報公開・共有を開発者一同楽しみにしています。
参考事例紹介
「開発者向けマット(仮称)」のサンプル版については、いくつか試験的に先行してお渡しさせていただいている開発者の方々がいらっしゃいます。そういった方々の作品や記事なども含め、参考になりそうな事例についてはこちらのnoteにて順次紹介していきたいと思います。ぜひこのtoio公式noteをフォローしていただければ嬉しいです!
法人のお問い合わせについて
今回ご紹介している「開発者向けマット(仮称)」やtoio関連商品を学校の授業や大学の研究、企業による研究開発でご利用になりたい方・大口でのご購入をご希望の方につきましては、下記の法人向けページ下部にありますお問い合わせ窓口までご連絡下さい。
https://edu.toio.io/
おわりに
toio公式サイトでのお知らせの中にもありますが、在宅環境の充実が求められる昨今、toioではこれまでのようなあそびやプログラミングの楽しみ方に加え、ご家庭のロボット開発環境の充実にも貢献していきたいと考えています。
ご自宅の机の上でも手軽に絶対位置を使った本格的なロボットの研究開発ができるtoioの特徴を活用し、従来ご自宅では開発が難しかった「キューブ」を多数使用したインタラクティブなアート作品、ロボット工学における自律移動やAIを用いた群ロボット制御の研究開発など、プログラミング体験や創作活動から専門家による高度なプログラミングまで、さまざまな形でtoioをご活用いただければと考えています。
今回スイッチサイエンスのキャンペーンを通じてこの「開発者向けマット(仮称)」を手に入れていただいた皆様には、ぜひとも一つまたは多数のtoioを使ってこれまで考えられなかったような研究やアート作品に取り組んでいただいたり、おうちでもこんなロボット開発ができるんだ、といったチャレンジをご一緒できればとても嬉しく思います。こういったロボット開発から、将来素敵な最先端ロボットが生まれたり、新たなエンジニアやクリエイターの誕生につながる一助になればと考えています。
toioは、はじめてロボットプログラミングを楽しむ方から本格的な研究開発を行う開発者の方々まで、楽しみながら幅広くご活用いただけるロボットとして様々なツールを提供し、ユーザーの皆様とともに発展してまいります。これからもtoioをどうぞよろしくお願いいたします。